コンスタンティン (竹書房文庫)
今日は映画の日、19時から上映の「コンスタンティン」を観てきました。ゴルデンウィーク中のということもあり、混んでいる事を予想していたのですが意外と空いていてまずは一安心です。
映画の方はというと…

人間の姿に偽装する天使や悪魔を見分ける事のできる特殊能力を持つ男コンスタンティンキアヌ・リーブス)、彼はその能力に絶望し自殺を試みるが失敗してしまいカソリックの教えにより地獄行きの身となってしまった。罪を償うために悪魔払いをしている彼の元へ双子の姉妹をなくしたアンジェラ(レイチェル・ワイズ)が相談に訪れる。彼女の背後に付きまとう悪魔の姿を見て、天国と地獄のバランスに不安を抱いていたコンスタンティンは何かとてつもない事が動き出しているのを感じはじめる

…といった内容です。
作品自体は悪魔と天使のバトルに巻き込まれていくコンスタンティンとなる訳ですが、カソリックについて、聖書についてといった基本的な部分を理解していない事もあり、すんなり入り込めないところは残念です。と同時に日本とアメリカの宗教感の違いを感じる作品でもあります。
まぁ、キアヌのはまり役を堪能するだけでも満足ですが、中性的な雰囲気が何ともいえないガブリエル(ティルダ・スウィントン)をはじめとした個性的な脇役達も十分楽しませてくれます。そして光と影の使い方が巧みな映像はとってもクール、微妙なセピア感も自分好みの色合いです。メッセージ性の強い作品でもあり、禁煙推奨→吸いすぎたら肺炎になって死んじゃうぞ!飲み過ぎ注意→急性アルコール中毒になっちゃうぞ!人間達よ勝手な事ばかりしていないで神を崇めなさい!なんてこともうったえています。禁煙に関しては作品全体を通してキャンペーンのように訴えているのがちょこっと鼻につきますが、それが世の中の流れなんでしょう…
そうそうなんだかアメコミみたいな映画だな〜なんて思っていたら原作はアメコミでした…そして映画の中でアンジェラが使っているコンピュータがApplePowerBook、映像再生はQuickTimeでした!Macユーザーとしては小ちゃく感動した瞬間です。