衝撃のニュースを耳にしてしまいました。
東京の中野にある老舗の喫茶店「クラッシック」が今年の1月末で突然の閉店をしていたのです。学生の頃にはよく通っていた自分としてはとても悲しい…
薄暗い店内には穴だらけになったボロボロのイスとクラッシック音楽。雨の日には天井からポタリと雨の雫が落ちてくる事に戸惑いながらも、ワンカップの瓶に入れられて出てくる水、マヨネーズのキャップに入っているミルク、といった予想外の攻撃に不思議な感動した日の事が懐かしいです。3種類しかないメニューはコーヒー、紅茶、子供の頃によく飲んだ粉ジュース、入口に立っている先代の店長(おじいちゃん)は自分達がオーダーすると厨房?へと繋がっているであろうヒモをチリンチリン♪と引っ張りながら「チィ〜ニ〜(コーヒー2つ)」と叫んでいたのを昨日の事のように思い出します。メニューはこれだけですから食べ物は持ち込み可な訳で、自分達はいつもマックでした。
昨年の11月7日に中野北口広場で行われた「チャランケ祭り」後に行ったのが最後の訪問となってしまいました。その時にはもう昔のようなワンカップの瓶、マヨネーズのキャップそしておじいちゃん店長の姿はありませんでした。お店の人の話によると平成元年に亡くなられたという事で、最後の訪問も実に16年ぶりだったようです。学生時代の思い出であるこの店を、取り壊される前に撮りに行こうと思います。