久しぶりに写真展に行ってきました。今回は東京の日本橋三越本店で開催されている「ロバート・キャパ写真展 キャパ・イン・カラー」です。
ロバート・キャパという名前を知っている人は多いと思いますが、自分も含めてイメージはモノクロの戦争写真だと思います。ところが今回の写真展はカラー写真がメインとなっていて、世界初公開だというこれらの写真からはとってもリアルに60年前の空気が伝わってきます。カラースライドフィルムで撮影されていたということもあってか60年前の写真とは思えないほど鮮やかな発色が印象的で、真っ青な空に浮かぶ白い雲は外国特有なものかもしれませんがやっぱり素敵です。全体に高コントラストな感じのする写真達を見ていて、この当時からPL(偏光)フィルターってあったのかな?なんて思ったりして…
カメラは35mmカメラを使っているということです。レンズ性能からか写真の四隅が暗くなっているものもありますが、これがまたいい雰囲気で味のある?作品になってました。展示作品は戦争写真以外にも映画のワンシーンのようなヘミングウェイ親子の写真や昭和39年頃の日本の風景といった作品も展示されていて、点数はさほど多くありませんが内容十分だと思います。久しぶりの写真展でしたが改めてキャパのセンス、構図の取り方や絶妙なフレーミングに感動&勉強の一日でした。
この写真展は今月の20日までなので気になる方はお早めにどうぞ!ちなみに、今日の15時位に行ったんですが予想以上に会場は混雑していました、週末はもっともっと人がいっぱいかと思われます。それと、今回の写真展の写真集が販売されていません。というのも掲載作品を逆版で印刷してしまったミスがあったらしく再制作中とのこと…あってはいけないミスですね。