「ダーウィン展」

odeko2008-06-24

上野の「国立科学博物館」で開催されていた「ダーウィン展」を観に行ってきました。
ダーウィンと言えば進化論
昆虫大好きな少年が自然史学に興味を持ち、ビーグル号で世界周航の旅をし進化論を構築していく
そんなダーウィンの生い立ちと動植物の模型や標本がたっぷりと展示されたこの展覧会は満足度120%!!
 
東京展の終了間近な週末だったこともあって、会場内は多くの人で賑わっており「エイリアン展」のように自由気ままにってわけには行きません。。
入口で流されている映像にいきなり釘付けとなった自分…なかなか会場へ進んでいくことができない
だって見ているだけでワクワクなんだからしょうがねぇ。
いつまでも眺めていたかったけど、エイヤァ〜と1歩を踏み出し会場内へ。

 
あちらこちらに展示させたスケッチやら標本やらを興奮気味に眺めているとついつい前の方へ前の方へ
「近づき過ぎです」と係りの人に怒られちゃいました。。。
「ゴメンなさい」 でもじっくり観察したいんだよ〜そんな気持ちを心に秘めて進んでゆくと

おぉ!!上野動物園からゾウガメ君が遊びにきています。
口に草を加えたまま気持ち良さそうに眠っていましたが…
その後にはイグアナ君と、まさに「がま口」といった感じの口がデッカイ蛙君までも
イグアナ君は半目を開けた状態で、蛙君は水の中でこれまた気持ち良さそうに ZZZZ…
 
ゾウガメもイグアナもそれぞれ生息する場所に合わせ
地面に草の多い所のゾウガメと木の葉を食べているゾウガメとでは甲羅の形が違っていたり
陸に餌が少ない場所にいるイグアナは水中へダイビングできるようになっていたりと
長い年月をかけて進化をしているんですね。
彼らだけではなく鳥だって植物だって自然を変えるのではなく、自分達が地球に合わせて進化をしているのに
人間は。。。
 
ガラパゴス諸島の固有種はどれも魅力的で自分も絶対に行ってみたい!!
自分の目で見て、写真を撮って そんな風に思っていました。
でも、近年の観光化や移住によりその自然は著しく失われているそうです。
人間の出すゴミ、外来種の持ち込みなどなど 人間が快適に生活しようとすればするほど動植物達が住みにくい場所へと変わってしまう。世界遺産の危機とも言われているガラパゴスの自然にとって人間がもっとも危険な外来種になってしまったのかな? 悲しいです。
興味だけでガラパゴスに行くこと もう一度考えてみることにします。

 
すでに東京展は終了してしまいましたが、7月19日から大阪の「大阪市立自然史博物館」で開催されます。