「平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭」

odeko2007-03-02

恵比寿ガーデンプレイス東京都写真美術館で2月24日(土)〜3月4日(日)まで開催されている「平成18年度(第10回)文化庁メディア芸術祭」に行ってきました。

静止画・映像・アニメーション・マンガといったメディア芸術作品を紹介するイベントで、各部門の受賞作品が展示されていて体験することも出来ます。
入場無料ということもあり週末は混雑するかと思われますが、今日はすんなりと作品鑑賞することが出来ました。
とはいえ全ての作品(1作品づつは短編で短いですが)を見ようと思ったら1日ではつらい…結局トータル3時間くらい映像を眺めていたけど、猛烈に目が疲れ全ては見れなかった。。。
 

  • B1F

自分が子供の頃に電気通信科学館(平成元年閉館)だか逓信総合博物館(現ていぱーく)に行ったときに見たような、音や光に反応するロボット?の現代版に懐かしさを感じつつ技術の進歩に驚かされます。
 

  • 1F

シアターの画面で映像作品を鑑賞(まぁココじゃなくても観れるんだけど)。
 

  • 2F

このフロアーが一番盛り上がっていたかな。
エンターテイメント部門・アニメーション部門・マンガ部門の作品が展示されているんだから当然といえば当然か。
 
なかでも「エンターテイメント部門」優秀賞の「CORNELIUS "Fit Song"」が◎
(リンク先で作品の一部が見れます)
これはミュージックビデオなんだけど贈賞理由でも言われているように、ミュージックビデオにしてミュージックビデオにあらず!芸術作品ですよ。
音楽とのマッチングもさることながら、擬人化されたスプーンやボール達が面白おかしく動き回り部屋中を暴れまくる
自分がいない間に部屋ではこんなことが…なんて想像しちゃうと可笑しいやら感動するやら!?一見の価値ありです。
入賞していない作品でもこの部門は魅力的な作品が多い
矢印をどこまでも追いかけて進んで行く「→ 」は子供の頃に「上を見ろ」「横を見ろ」「下を見ろ」「バーカ」なんていたずらを思い出させるし、猫に取られた魚を追いかける「TAITO「EXIT」インターネット広告 」は笑いっぱなしです。
 
そして普段はあまりマンガを読まない自分ですが、ここのフロアーは「マンガ部門」入賞作品が自由に読めるようになっています。
その中で気になった作品は「大阪ハムレット」
いや〜思わず泣きそうになりましたよ、感動して。
短編マンガがなんだけど何パターンかストーリーがあり、それぞれのストーリーが連続だったり数話あとだったりに登場します。こてこての関西弁にどこか憎めないキャラクター、人の温かさを感じられるこの作品も読むべし!
 

  • 3F

アート作品が展示されているこのフローアーで驚かされたのが奨励賞の「Sagrada Familia計画」。作者はなんと13歳の中学生、林俊作君!!恐るべし!!
完全に足が止まりましたね、部屋に飾りたいと本気で思いましたよ自分。
繊細でいて大胆なこの作品、頭が柔らかいんだろうな〜。自分の感性も脳みそも固まっちゃいけないんだ!!
と再確認させてもらいました。ありがとう そして 素晴らしい。
 
結局はすっかりメディア芸術祭を堪能してしまった自分であります。