odeko2006-02-17

先週横浜アリーナで開催された「骨董アンティークフェア」に行ってきました。今回は着物ではなく、和装小物であるエビをモチーフにした木製(1,500円)の根付けと象牙?風のシンプルな根付け(500円)を購入。大きさはクルミぐらいある大物です。

現在では美術品としてもてはやされている根付けですが、元々は印籠やタバコ入れを帯に吊るす時の落下防止ストッパーとして利用されていた物。水戸黄門の印籠なんかが解りやすいですが、時代劇を見ていると帯に垂れ下がった箱を目にしますよね、あれを止めてるのが根付けなんです。
男の着物はたもと(袋状になった袖の部分)にある程度物を入れられますが、あまり重い物だとどうしても動きにくいし邪魔になります。カバンを持っている時には入れておけば良いのですが…やっぱり身につけてみたくなるのが心情。そこで携帯に付けることにしました。がっ、付け方が解りません。
根付けには紐を通す穴があいているのでそこに紐を通して、反対側を携帯に付ける。ってことは解るんですがその紐はどこで売っているのか?こんなにでかい物が付けられるのか??
困った時は浅草!ってことで浅草にある組紐屋さん「桐生堂」に行ってみました。

ここは浅草の仲見世通りと平行している道にある明治9年創業の老舗。組紐和雑貨のお店なんですが、お気に入りの手ぬぐいなどを持っていくと一切袋に加工してくれたりもします。
早速根付けを見せながら相談してみると、とっても気さくなご主人はお店で売ってる根付け紐(2,500円)と自分の根付けを握りしめ格闘してくれました。なんとか紐を装着してくれ携帯側は今ついてる紐にくくり付ける作戦で無事解決!

その後も組紐や羽織紐なんかの話しを色々としてくれて紐の結び方プチ講習会なんかもやってもらっちゃいました。この気さくさが浅草の魅力なんです。他の店でもそうですが、お店で扱っていない物でも「あそこの○○屋さんなら売ってるよ」なんて紹介してくれたりして、着物初心者には嬉しい限りです。