スコットランドの荒野で様々な動物達と暮らす叔母と少女の物語「ローラ あざらしと少女」という本を読みました。タイトルの「ローラ」というのは少女が共に生活をしているアザラシの名前なのですが、このローラとカワウソ達の生活がとってもかわいらしい!ノンフィクションだとかフィクションだとか色々といわれている作品のようですが、そんな動物達の愛らしい行動や感情、自然界に生きる動物達との触れ合いにほのぼのとできる作品です。でも、野生動物を人間が飼育・調教することへの釈然とした思いもちょっぴり感じてしまいます。
自分は6年前にニュージーランドの南島にあるカイコウラというイルカやクジラで有名な町に滞在していたことがあるんですが、ここの海岸で野生のアザラシに遭遇したことがあります。海岸に横たわるおびただしい数の巨大なアザラシ(seal)達はローラのような可愛さは全く感じさせてくれず、アザラシ達もかなりビビっていたとは思いますが自分も負けないくらいビビりながらの接近遭遇でした。
自分の知り合いには荒野とまでは行きませんが山梨の山の上で半自給自足生活をしている人がいます。さすがにアザラシやカワウソはいませんでしたが、部屋中のあちらこちらには猫達がいて庭(といってもどこまでが庭なのかわからないくらい広いですが…)には菜園と米とウサギ・鶏・犬・ヤギが暮らしていました。たまに遊びに行くには快適な所ですが実際の生活は見た目以上に大変なようです。

ローラ―あざらしと少女 (文春文庫)

ローラ―あざらしと少女 (文春文庫)